テープのかぶれに要注意!原因・症状・対処・予防まとめ
こんにちは。
今回は意外と多い「テープのかぶれ」についてお話しします。
実は私自身も過去にテーピングでひどくかぶれてしまったことがあるんです。
患者さんにもよくあるトラブルなので、原因や対処法、予防のポイントをわかりやすくまとめてみました。
■ 私の体験談:テーピングでかぶれた話
ある日、旅行先で目覚めたときに、腰に違和感を感じました。
かなりタイトなスケジュールだったため、「途中で痛くなったら困る」と思い、キネシオテープでテーピングをすることに。
しっかり固定したくて、少し粘着力の強いテープを使い、一日中そのまま貼っていたんです。
その夜、温泉に入るために急いでテーピングをはがしました。
その時は特に異常もなく、「大丈夫そうだな」と思っていたのですが……
翌日から、かゆみが出はじめたのです!
患部は赤くなり、ヒリヒリした痛みも。
よく見ると、テープの形に沿って小さな水ぶくれまでできていて驚きました。
「まさか自分がかぶれるなんて……」と正直、驚きました。
今まで1週間貼りっぱなしにしても何ともなかったのに……。
■ テープのかぶれとは?
テープのかぶれは、接触皮膚炎(せっしょくひふえん)と呼ばれ、テープの接着剤や素材が皮膚に刺激を与えたり、アレルギー反応を起こしたりして発生します。
■ 原因は大きく2タイプ
① 刺激性接触皮膚炎
- 粘着力が強すぎる
- 長時間の使用
- 肌が弱い、汗や湿気でむれる
→ 誰にでも起こるタイプです。私がかぶれたケースでは、接着剤が強いタイプを使い、急いでいたあまり、思いっきり剥がした刺激によって炎症を起こしたと考えられます。
② アレルギー性接触皮膚炎
- 接着剤や添加物(ラテックスなど)にアレルギーがある
→ 一度起こると同じ素材のテープで繰り返し悪化するので要注意です。
■ よくある症状
- 赤み、かゆみ
- ピリピリとした痛み
- テープの跡に沿った湿疹や水ぶくれ
アレルギー性のものは、1〜2日後に症状が強くなる傾向があります。
■ 対処法:どうすればいい?
- かゆみが出たらすぐにテープをはがす
空気に触れさせ、乾燥させましょう。 - 冷やす
冷たいタオルなどで軽く冷やすと、炎症がやわらぎます。 - 市販薬を活用
かゆみ止めやステロイド入り軟膏が有効です(※使いすぎ注意)。 - 皮膚科を受診
アレルギーの検査や、強い症状に適した薬がもらえます。
■ 予防のポイント
- 長期間貼る場合は低刺激タイプのテープを選ぶ
- 数時間〜半日で剥がす場合は強粘着タイプのテープは選択しない
- 毎回違う場所に貼る
- 入浴後の清潔な肌に使う
- はがすときは皮膚を押さえてゆっくり
■ まとめ
「ちょっと赤くなっただけ」と軽く見てしまいがちなテープのかぶれですが、
繰り返すと色素沈着や慢性的な皮膚トラブルになることもあります。
テープをうまく使って、安心・安全にケアしていきましょう!